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渡辺晋平ブログ#2

[2017年5月10日]

ID:4663

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渡辺晋平ブログ#2



自伐型林業について(その1

  



東京から京丹波町へ移住して、地域おこし協力隊として日常的に毎日山に入る。

見渡す限りの針葉樹と広葉樹に包まれる。

 

あれっ・・・

 

それは、もっと前から漠然と感じていたのだけれど・・・

 

資源のない国と教え込まれていた。自分が今まで教えられていた事は、

間違いがほとんどだと。日本ってものすごく資源大国だ。と痛烈に感じた。

日本は国土の7割が森林で(農地は1割)温帯地域に位置し、雨も多く、四季もあり、

樹木の生長はよく、樹種も豊富(スギ、ヒノキ、ケヤキ、ミズナラ、クリ・・・)

木材質ナンバーワンのスギ、ヒノキが豊富に育ち、クリの木材に至っては腐らない。

こんな国は世界中のどこを見渡しても他にはない!

林業先進国のドイツと比較してみる。

ドイツの森林は国土の4割。雨量が少ないため、樹種は、トウヒ、モミが中心。

日本でトウヒ、モミは切らない。スギ、ヒノキがあるから。

ドイツはトウヒ中心で貧弱(トウヒは腐りやすく強度が弱い)。

だのにドイツは林業先進国。やり方を検討する必要があるのではないだろうか。

 

現状の林業は

 

○高性能林業機械導入の為に、高投資、高コストで採算が合わない。補助金頼み。

○高性能林業機械の原価償却の為に、短期間で狭い範囲を間伐。狭い範囲を集中的に

間伐するため、地盤がゆるくなり、災害を起こしやすい。台風などで土砂流出。

○人件費がかかる。大規模作業には危険が伴う。

○大規模なため、毎回、作業道から作らなければならない。

○一回の利益を追求しなければならない。余裕がない。山が荒れる。

 

自伐型林業は

 

○非常に広い範囲を個人で少しずつ間伐し、山の手入れをするため、山の保全が保たれる。

災害時に自伐林業家の山は土砂崩れが起きなかったという例もある。うまく作業道を造れば、

それ自体が砂防になる。

○広範囲にいろいろな方向から、個人が山に入るため、獣が山の奥に追いやられ、獣害が減る。 

○一度作業道を作れば、もう作る必要がない。

○山守型。子々孫々まで永代事業。

 

日本海に眠るメタンハイドレードも然り、日本は、自前のエネルギーでこれから十分に

やってゆける可能性がある。外国に足元を見られて高いエネルギーを買わずにも。

 

自伐林業家が増えれば、山の問題が大方、解決すると思う。手の入らなかった山には手が入り、

保全が保たれ(獣害も減る)、地方の雇用も生み出され、都会でパソコンとストレスに

長時間向き合う事に嫌気がさした若者が、里へ向かい、山へと入る。

 

私は、猟師になりたくて、都会からやってきた人間で。山(森林)には、すごい効果がある。

都会のものすごい電波(携帯やWi-Fiなど)が飛び交う(外国には規制があるが

日本にはない)中で生活し、いつもなぜか目と脳が重く、都会のコンクリートの冷たさは底冷えするし、

夏はフライパンのように熱せられる。都会にいるときに、秋田から来た若者に、

都会の暑さ寒さは質が違うと言われた。気温はもちろん秋田の方が低いのに、

東京の冬は寒い。

私が猟師になり、山に入った時、携帯の電波もなく、樹木だけに包まれる。この感覚。

過去に経験した同じ感覚がある。海水浴で海に入った時。お風呂で頭まですっぽりお湯に浸かった時。

格闘技で目の前にいる相手に向ける感覚以外、他の感覚がなくなった時。

その後、なぜかスッキリする。サーファーが海に入ることを祈りと言う。

近代インドでは、心のバランスを保つためにヨガをする。

森林には効果がある。と言うよりも、本来その感覚の中に、人がいたからで、現代の人々の方が、

新しい場所に身を置いていると言った方が良いのかもしれない。

 

自伐型林業は、獣害を減らす観点からも、里山、地域を保全し、人間本来の感覚を取り戻し、

今は眠っている日本最大の資源を生かせる地方にしかない職業で、猟師で知った、山の歩き方、

山との付き合い方、また映画の照明の仕事で相当重量のあるライトを複雑に吊っては下ろす、

力学的な感覚と格闘技で身に付けた危険察知能力もこの自伐型林業に生かせると思った。(つづく)

 

 

 

 

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