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渡辺晋平ブログ#3

[2017年5月10日]

ID:4680

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渡辺晋平ブログ#3





自伐型林業について(その2)

 

 



 

まず、木を切り出す山がなければ始まらない。山を持ってない場合。

借りるのか。買うのか。二択になる。

前者の場合、注意点がある。どこかの民家が山水を引いている場合、

水が止まらないか。作業道を引いた場合、地形が変わり、違うところで土砂崩れがおきないか。

従来の山の水はけが変わるので、民家に流れないか。

山主に利益を何パーセントか戻す場合、儲けがでるのか。

後者の場合、作業道を引けるのかどうか。いくら良い木があっても出せないのでは

買っても意味がない。以上を考えて、前者と後者どちらかで山を手にする。



次に、最も重要な作業道。これは、プロにお金を払って道筋をつけてもらい、

ユンボを借りて地道に付けてゆく。


次に、必要なもの。軽トラ、場合によっては、2tダンプ四駆MT。林代作業車。チェーンソー。

それに伴う防具など。軽架線の道具等。初期投資は約500万。

ここまでくるのが非常に難しいと感じた。自伐林業とは、元来山を持っている人がやる商いで、

しかも持っていても、一代目は儲けがあまり出ないという。初期投資があり、

作業道を山全体に張りめぐらせなければならないからだ。それをペイして一代目は終わる。

僕の場合は、さらに山を持ってない。二代目からは、重機も道具もそろい作業道もある。

林業とは長いスパンのもの。二代目から儲けがでてくる。そこから子々孫々と山は守られ、

その地域の山守となる。

ただ、はじめの一歩(一代目)を踏み出さなければ、二歩目はない。

戦後、衰退してしまった日本の林業は、止まっている。誰かが一歩を踏み出さなければならない。

石油は取ったら終わりだが、自伐型林業は、伐倒と再生が同時進行で、資源は減らない。

今、自伐林業をするにあたっては、悪い部分だけではない。

戦後に植林された木が育っているということだ。山を手に入れて、作業道さえ引ければ、できると感じた。

過去の経験から得た危険察知能力、映画の照明の仕事で、

特にロケーションで、風もあれば、坂もある、雨もある中で重いライトを複雑に吊り下ろす

物理的な感覚が非常に使える。

山もなく、一代目で儲けもでない自伐型林業だか、未来を考え、里を考え、

日本の国土と方向性を考え、人の手の入った山には野生の気配がなくなる。

獣害が減ることを考え、自分がいる立場を考え、何より自分の為を考える。

やはり、山に入ることが好きなのだ。自然を相手にする事が好きなのだ。

人工的なアスファルトの道路から、身一つ緑の中に入るだけで、

自分も自然の一部として人間とその社会を見ることができる。

その目線は、普段見る目のスケールとアングルが違う。大げさに言うと宇宙からの目線。

僕は、直感で動くタイプで、左脳では大変な危険を伴う仕事なのに儲けが薄いとささやきつつも、

僕の右脳は、やれという信号を出した。

 

 

 

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