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クロモジ茶を作ってみました

[2019年1月30日]

ID:5386

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クロモジ茶を作ってみました

 こんにちは。地域おこし協力隊の岩井です。

 冬も本番でちらちらと雪が見える今日この頃、山からは景色が開けてよく見える一方、葉っぱが落ちてしまい何の樹か分からなくなってしまうことが多々あります。初めて登る山では初めて生で見る樹もあったりするので、なんとももどかしい季節です。

 さて、そんな緑に乏しい季節ですが、今日はクロモジを使ったお茶作りについてご紹介したいと思います。

 まだまだ試作研究中ですので、あしからずお願いします。

クロモジ(黒文字)とは?

 「クロモジ」(黒文字)とはクスノキ科クロモジ属の落葉低木で、意外にそこらの野山にも生えている身近な木です。春先に黄色い花を咲かせ、秋には黄葉が見られるので季節を感じさせてくれる良い木です。

 枝は高級楊枝として使われ、緑っぽい皮のある太めの楊枝を和菓子と一緒に出されることがあります。何故このような使われ方をするかというと、クロモジには強い香りがあるからです。ローズウッドの主成分であるリナロールを含み、リモネンや針葉樹の香り成分など、スッキリした風合いがあります。クロモジから採れる精油は香水や石鹸などにも使われているとか。

 そんなクロモジですが、実はお茶が作れるのです。お茶といっても、どちらかと言えば和製ハーブティーです。枝も葉っぱも香りがあり、それぞれで少し違った風味を楽しめますが、今回は枝を使ったクロモジ茶作りの様子をご紹介していきます。

新緑のクロモジ

クロモジ茶作り

採取

  クロモジは名前の通り黒い文字のような模様が樹皮に着くことに由来しています。素肌は緑色ですが、この黒色が混ざるのはクロモジぐらいです。

 このクロモジを緑色の綺麗な所で採取します。灰色っぽくなった幹回りの枝などは、枝も太く扱いづらいのでパスです。ただお風呂などに入れておけばハーブ風呂になりますので、一考の余地ありです。

 採取しているそばから清々しい匂いが漂い、指先が良い匂いです。

加工

 採った枝は枯れ枝などを取り除き、汚れを洗い落とします。タワシでゴシゴシ洗えば表面の黒い模様もこそぎ落とせ、綺麗な緑色になります。

このままでもお茶になり、非常にフレッシュなお茶が出来ますが、1週間から2週間ほど乾かすことで、落ち着かせることが出来ます。保存する場合もカビ防止に乾かす必要があります。 予め小分けにしておくと乾燥も早く、ツーンとした匂いが苦手な人はこちらの方が良いでしょう。

 乾いたら1cmから5mmぐらいの長さに細かく切り分け、ティーバッグへ入れます。乾燥させても切ってみるとスーッとした香りが。生に比べると少し落ち着いた感じです。

60cmほどの枝で約10g分

煮出し

 今回は1週間乾かした半生を使用しました。

 水からでも出せますが、手早く出すためにヤカンにお湯を投入。ティーバッグ1個(4g入り)で1L位でしょうか。濃さやティーバッグの大きさもあるのでお好みで。

 10分ほど煮立たせると、鼻に訴えかける強い香りが。鼻が詰まっていたら一発で解消しそうです。これを少しコップに開けてみると、薄ピンクのハーブっぽい色合いに。飲んでみるとフレッシュな香りが広がります。

 もう少し落ち着かせて成分を出したいので、ストーブの上で保温しながら煮出します。30分ほどすると、部屋の中もクロモジの香りで一杯に。どことなく甘い香りも。中のクロモジも大分柔らかくなって成分も良く出ているのではないでしょうか。

 ここいらで再度味見。

 当初の刺激的なフレッシュさは鳴りを潜め、ほんわか広がる優しい香りに。この辺りがよい塩梅じゃないでしょうか。


 もっと味を出してやろうとさらに30分ほど煮出してみました。まだ香りは残っていて先ほどとさして変わらない様子。味の方はさらに樹っぽさが出て「和」を感じる。色は紅茶のように濃くなりました。おそらくこの辺りが限界でしょう。ちなみに追いクロモジをして再度クロモジ茶を作りましたが、かなり成分(色)が出やすくなっており、追いクロモジのおかげで香りもフレッシュ。火を通して柔らかくすれば、かなり出しやすくなりますし、量もかなり出てくれるようです。ただ、味の方はさすがに薄まりますね。

30分経過

1時間経過

総括

  • 緑色の枝がフレッシュ
  • 2週間乾燥
  • 5mmぐらいに細かく分ける
  • ティーバッグ1個(約4g)で500mLから1L(少し味は薄いかも?)
  • 香りを楽しむなら10分から
  • ふんわり楽しむなら30分から
  • しっかり味わいたいなら1時間

効能

 最初の方でもご紹介した通り、ハーブのような成分を含んでいます。効能としてはリラックス効果・鎮痛消炎効果が期待されます。

 また、クロモジは「鳥樟(ウショウ)」という名前の生薬としても使われています。勿論自然由来なのでオーガニック。

 

ぜひ一度試してみてはいかがですか?

 

春になれば葉っぱのクロモジ茶も作りたいですね。

お問い合わせ

京丹波町役場 和知支所
電話: 0771-84-0200(代) ファックス: 0771-84-0789

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