京丹波町植物総覧

皆さまこんにちは、地域おこし協力隊の岩井です。

前回の更新から長らく経ってしまいましたね。一冬越えましたが無病息災でありましたでしょうか。

新型コロナ騒動から1年が経ち、生活様式も大きく変わる1年となりました。密を避けた田舎志向や自然志向、そしてSDGs等環境意識の高まりにより地方の存在が大きくなったように感じます。

テイクアウトやお取り寄せなど流通の発達により、お土産の様式や種類もたくさん増えました。生ものや料理・体験など現地でこそ味わえるものにとっては逆境の1年でありました。私個人としては現地派ですので早く気軽に旅行できる世の中に戻れることを願っています。

さて、私岩井悠人はこの3月をもちまして地域おこし協力隊の任期が終了します。

3年間は思い返せばあっという間に過ぎて去ってしまい、3年前に戻れたらと思うことも多々あります。

この3年間は私自身の成長のための3年でもあり、そして知識を町へ還元する3年間でもありました。

関わらせていただいた山林関係や木育などでは関係機関・地域の方にもたくさんお世話になりましたが、卒業にあたり広く残せるものを置いていこうと1年考えていました。

そこで私がメインで携わっていました長老ヶ岳や木育と絡めまして、もっと自然を身近に感じられるようなツールを残していこうと考えました。

その結果完成しましたのが今回ご紹介する「京丹波町植物総覧」です。

田舎の環境というのは、とにかく自然に近いことです。近すぎて風景に溶け込んでしまっている木々草花にも名前があり、特徴があります。

毒草もあれば薬草もあり、食用になる野草もあります。知っているのと知らないのとでは見える世界が変わります。

ただ知識を深めて欲しいのではなく、見る目を変えてもらうのが最終目標です。

何気ない景色の中にも四季の移ろいが見え隠れし、折角自然に囲まれているのですから自然を肌いっぱいで感じ取るためのきっかけを身に着けてもらえたらと思います。

エクセルの形式で検索や個人での編集などをしやすい形でまとめています。和名や科属別、花の季節や色などでも検索できるようにしています。さすがに全てを網羅することは、地域性や季節、そして私自身の知識不足で叶いませんが、これを基にして個々人で追加していただくことも可能です。取扱いに関しましてはファイル内の「利用にあたって」をご参照ください。