京丹波町森林マスタープランを策定しました
京丹波町では森林、林業における社会情勢等を踏まえ、中長期的な森づくりの基本方針となる「京丹波町森林マスタープラン」を策定しました。
1策定の目的
京丹波町では平成25年度から令和4年度までの「京丹波森づくり計画」に基づきこれまで森林、林業に関する様々な取り組みをおこなってきました。
「京丹波森づくり計画」が策定された当時から森林、林業の情勢は変化しており林業所得の増加、国産材の供給量の拡大など活力を取り戻しつつある一方で、主伐に対する再造林の遅れや人材不足など、まだまだ多くの課題が残っています。
また、森林環境譲与税、森林経営管理制度の創設等により、地域内の森林において地方自治体が担う役割はより重要性が増しています。
こうした情勢に対応しつつ、京丹波町が持つ豊かな森林を守り、持続的に管理・活用を進め、課題解決の実現を目指すことを目的に本プランを策定しました。
2計画の位置づけ
この計画は「第2次京丹波町総合計画」における森林、林業の部門において、京丹波町が目指す森林活用の報告制と具体的な政策を明確化するものとします。なお、森林法に基づく「京丹波町森林整備計画」とも調和を図るものとします。

3計画期間と対象森林
計画期間 令和5年度から令和14年度(10年間)
対象森林 京丹波町における民有林24,966ヘクタール
4京丹波町森林マスタープランの概要
目指すべき将来像とその実現のための3つの基本方針を設定しました。さらに基本方針ごとに15のテーマを設定し、具体的な34の目標を定めています。目標を定めた上で、その中で特に重点を置いて実施すべきものを「重点施策」としています。

(1)将来像
―安らぎを与え、豊かな暮らしを支える京丹波の森―
(2)3つの基本方針と施策
豊かで健全な森づくり
森林の多面的機能を発揮させ、資源として活用できる森林を目指します
森林情報の整備、路網整備、皆伐・再造林、手入れ不足林の管理、病害虫対策、災害対策。
次世代へ続く経営態勢づくり
森林、林業の魅力を高め、持続的に森林管理を行える経営態勢の構築を目指します
担い手育成、労働環境の改善。関係者間の情報共有、森林所有者啓発。
木づかいの文化づくり
木や森林を適切に活用する文化醸成を目指します
木材利活用、特用林産活用、森林の多面的利用、森林吸収源活用。
「京丹波町森林マスタープラン」は下のファイルをダウンロードしてください。
更新日:2024年07月11日