令和5年度京都広報賞受賞

更新日:2024年04月18日

令和5年度京都広報賞(京都府広報協議会主催)において、京丹波町が制作する自主放送番組および広報紙が受賞しました。

受賞紹介

【知事賞】映像の部 自主制作の部「京丹波町が生んだ教育者 十文字こと 150年の時空を超えて 現代(いま)に伝わる魂」

【受賞理由】

明治時代、京丹波町で14歳までしか暮らしていなかった十文字さんを番組で取り上げることを決めた制作者の執念が感じられる作品である。紙面であれば写真と文字で構成できるが、映像では限られた写真素材だけで構成していくのはかなりのスキルが必要だが、全体構成がよく練られ視聴者に伝えたいことが丁寧に表現されている。広報誌では限られた紙面の中での情報量だが、番組を見た地域の方は感じることが多かったと思う。京丹波町として紙面と映像の連動という意味でも成果は大きい。

最後に「丹波へつれて帰っておくれ」と言い鐘が鳴るシーンは、この人物の人生が凝縮される印象的なシーンであった。また広報番組として町長のインタビューや協定内容に触れていた点も、制作者は地域局の役割を十二分に理解している。

映像の部受賞作品

【知事賞】広報紙の部 町村の部「広報京丹波」11月号

【受賞理由】
表紙のビジュアルとコピーがユニーク。「100歳と100歳で200歳」の企画は白眉。人生100年時代の生き方を考えるきっかけを与える企画でした。取材対象者との関係づくりに相当な時間と労力を掛けたことでしょう。洗濯物を干しているシーンとか、普通の関係性では撮影させてもらえませんよ。コストの制約からか、表紙以外は全てモノクロですが、それをデメリットと感じさせない写真とレイアウトの力。取材対象者の方言のニュアンスを生かした文章力もお見事です。

広報紙の部受賞作品11

【会長賞】一枚写真の部「広報京丹波」11月号1ページ【上田さくら】

【受賞理由】美しく、やさしい情景。黄金色の田んぼ、虫取りをする少女、奥の河岸段丘と、構図や色合いも完璧です。赤とんぼに見立てたというキャッチコピーも素晴らしい。被写体の顔よりも少し前ピンになっているのだけが残念です。来年の応募写真に期待しています。

一枚写真の部受賞作品9